はじめまして、WASD Inc.でデジちゃいむのUI/UXを担当しているdazi_gomiです。
弊社ではコロナ渦関係なく、原則リモートワークを行っており、オフィスに出社することは非常に稀です。 今まで働いていたチームでもリモートワークを採用していたこともあり、WASD Inc.でも順応することは難しい問題ではないと思っていました。 しかし実際に働いてみると、経歴や働いていた環境が違う全く新しいメンバー同士だったり、新しいツールの導入だったりなどが重なり、「こんなにリモートワークって難しかったっけ?」という感情を抱くようになりました。
コミュニケーション問題の解決は弊社のミッションでもあるので日々改善を試行しておりますが、その中でデジちゃいむのアプリケーションデザインに採用しているFigmaがリモートワークと非常に相性が良いと感じたので本記事を執筆させていただきました。
変更がリアルタイムで反映されるので、編集や共有、ペアデザインが容易
Figmaの素晴らしさはこれに始まりこれに終わると言っても過言ではない気がします。
デザインを作成、修正するたびに成果物のスクリーンショットや共有URLを生成してSlackに投げ、フィードバックをメンションして…というフローに煩わしさを感じていた頃がありましたが、Figmaを使えばスクリーンショットがクリップボードにコピーできたり、変更されず、ブラウザでもサクサク動作する共有URLをシェアできたり、Figma上でのコメントをSlack botに飛ばしたりすることが可能です。
またリアルタイムに共同編集もできるので、細かいニュアンス説明が必要な作業をするときも、通話1つ繋ぐことでデスクの隣にいる感覚で作業ができます。
バージョン管理があるのでバックアップの必要性がなくなる
コードはGit上で管理することが最早常識になっておりますが、デザインファイルは差分の検出が難しいこともあり、ファイル+日付などでバックアップを取っておくことも珍しくないと思います。
Figmaではバージョン管理機能を搭載しているので、自動保存される履歴、もしくは任意のタイミングで保存した履歴からプロジェクトを復元することができます。
複数人かつオンラインという場で作業をする関係上、知らず知らずのうちにファイルを破壊してしまうのではないか…という懸念が払拭できるのは非常に心強いです。
またローカルで保存したい人向けにファイルとして保存する選択肢もあります。
デザインの改修が容易
ページ内で何度も使い回すボタン、ナビゲーション、ヘッダーなどの要素をComponentとして定義することでコピーして使い回すことができます。
数十ページに渡るページデザインがある状態でヘッダーに修正が入った…などの際も、ヘッダーのマスターデータのみをいじれば全てのページで反映されるため、修正漏れを恐れることもなく作業量を大幅に減らすことができます。 またComponent化したものをLibraryとして登録することで、チーム内の他プロジェクトやページでもデザインを使い回せるのが便利です。
また最近追加されたVariant機能のおかげで、要素の状態を管理することが今まで以上に容易になりました。
動作サクサク
画像をもりっと使ったりしない限り、Webブラウザ版でもサクサク機能する程度には軽いです。
1年程度使い倒して、動作が重いと感じたのは、写真を100枚行くか行かないか程度の量使っている資料くらいで、その他に重いと感じたプロジェクトはありません。
専用にアプリケーションを入れずにプレビューできることから、デザイナー以外の役職の人でも閲覧できるため、デザイン確認のハードルがぐっと下がっている印象があります。
読み込みおせーーー!と思いながら使用していた他のデザインツールと違い、Figmaめっちゃサクサク動くーーっ!って使用させてもらっています。
最後に
今回はFigmaを導入して得た知見を記事として書かせていただきました。 いつくるかわからない次回予告を書くと永遠に来なくなることは有名ですが、次回はデジちゃいむでのFigma運用方法、Componentの設計手法などを発信予定です。
また、WASD Inc.では主に大学生をターゲットにしたインターンシップやアルバイトを募集しております。
- デジちゃいむというサービスを一緒に作りたい
- 何かを作ったり、デザインをすることが好き
- アプリケーションのUI/UX設計を実務でやりたい
- 今後Figmaを使って仕事をしていくことを考えている
のような方を幅広く募集しておりますので、ピンと来た方はカジュアルにお話するだけでも良いのでお声がけいただけますと嬉しいです。
おわり